寝違え
- 朝起きたら、首が痛くて動かせなくなっていた
- よく寝違える
- 首・背中が痛くて体勢を変えることが難しい
- 首が痛くて頭痛・吐き気をもよおす
- 枕が合わない
寝違えはなぜ起きるのか?|新検見川南花園鍼灸整骨院
寝違えたときに、病院でレントゲンなどの画像診断をしても異常は見られません。
しかし、椎間関節(首の骨の関節)・関節包(関節を包む袋)・靱帯には炎症が起きていて、痛みが出ているのです。
寝違えの原因は、睡眠中に無理な姿勢をしていて、首・肩・背中の筋肉が圧迫されて過剰な負荷がかかっていること、枕の高さが合わないことで首の骨に負荷がかかっていることなどです。
さらに、寝違えが起きやすい要因としては、身体が冷えて血液循環が悪くなっていることや、デスクワークなどで長時間おなじ姿勢を続けたことなどで、首・背中の筋肉が疲労していることが挙げられます。
また、普段行わない重労働や激しいスポーツをしたときなども、関節・筋肉・靱帯を傷つけて寝違えることがあります。
重い荷物をよく持つことや、いつもおなじ肩にバックを掛けたり利き手だけでカバンを持ったりすることも、腕を酷使することにつながり、首の後ろや背中の筋肉・関節に負荷がかかって寝違える原因になることもあります。
交通事故によるむち打ち症状に関してはこちらをご覧ください。
寝違えの痛みが治らない・悪化する理由は?|新検見川南花園鍼灸整骨院
パソコン作業などで長時間おなじ姿勢をしていることや、スマートフォンの使いすぎで姿勢が悪くなると、首には通常の4倍以上の負荷がかかるといわれています。
一般的に頭の重さは約5㎏なので、4倍では約20㎏の負荷が首や肩にかかることになるのです。
これでは、首・肩の関節や靱帯、筋肉は、いつも過度な緊張を強いられることになるのはお分かりでしょう。
常に負荷がかかることで血液循環も悪くなり、痛みがやわらぐ暇がありませんね。
猫背などで姿勢の悪い状態が長引くと、首・肩の関節や靱帯、筋肉をより傷つけ、症状がどんどん悪化してしまうことも考えられます。
また、ハードワークで体力を奪われたり、深酒をして睡眠不足だったりすると、自然治癒力も低下しますから、ますます治りが悪くなるのです。
寝違えの対処法・セルフケア|新検見川南花園鍼灸整骨院
寝違えの対処法
・安静にする
痛めた直後は炎症反応も出ています。安静にして炎症を悪化させないようにしましょう。
痛めた直後のストレッチやマッサージは血流を上げて炎症反応を強める可能性があるので控えた方がよいです。
・首用のコルセット(カラー)をつける
腰痛時につけるコルセットがあるように首用のコルセットがあり、カラーと呼びます。
頸部をあまり動かさないように固定しておけます。そのほかにも頭部の重さが頸部にかかるのを防ぐので、より安静かつ負担をかからないようにしてくれます。
・アイシングする
あまりにも痛みが強く腫れなどがある場合にはアイシングを行いましょう。
炎症反応を抑え、痛みを軽減してくれます。ただし痛み始めてから期間が開くと炎症反応は治っていることがあるのでその際は使用しないようにしましょう。
寝違えのセルフケア
・長時間同じ姿勢をしない
長時間の同じ姿勢は負担を溜めやすいです。
猫背(ストレートネック)のような不良姿勢だと首にかかる負担も強いので痛める原因となります。頭がカラダの上に乗るイメージで姿勢を良くし、適度に身体を動かしてあげましょう。
・首周りを冷やさない
首周りを冷やしてしまうと頸部の血流が悪くなり、疲労を溜め込みやすく負担がかかってしまいます。
出来るだけ冷やさないようにマフラーを使うなどして対策しましょう。
夏場の冷房が直接首肩にあたるのも寝違えの原因になるので、風向きや温度設定なども気を付けてみるのも良いでしょう。
・ストレッチをする
頸部のストレッチは血流を良くしてくれるだけでなく筋肉の柔軟性を保つことができます。
頸部の他にも肩甲骨につく筋肉をストレッチできると効果的なので一緒に行うようにしましょう。
当院の寝違え症状の施術方法とは?|新検見川南花園鍼灸整骨院
新検見川南花園鍼灸整骨院では、最初に、単純な寝違えではなく、ほかの疾患がないかどうかを検査します。
頸椎椎間板ヘルニア・頸椎症性脊髄症・頸椎症性神経根症・強直性脊椎炎・脊髄腫瘍(原発性および転移性)・関節リウマチなどの疾患がある場合には、病院でこれらの治療をすることが先決です。
上記の疾患がない場合には、新検見川駅から徒歩4分にある新検見川南花園鍼灸整骨院で寝違えの施術をさせていただきます。
寝違えは、首の関節・靱帯・筋肉が怪我によって炎症を起こした状態です。
炎症があるうちは、なるべくさわったり動かしたりせずに安静を保ちます。
首のストレッチやマッサージも、炎症をひどくさせるので行いません。
寝違えた初期段階では、アイスパック・氷のうによってアイシングしたり、鍼や電気療法で痛みを緩和したりする処置を行います。
炎症が治まって痛みがやわらいできたら、関節・靱帯・筋肉のコリをほぐすためにストレッチ、マッサージ、運動療法を行います。
この施術で、基本的に治療は終了ですが、枕などの寝具を工夫しても何度も寝違える場合には、身体全体のバランスを整え、免疫力をアップさせることが大切になってきます。
背骨や骨盤の矯正をしたり、身体の柔軟性を取り戻すための運動療法をしたり、鍼灸治療で自律神経の乱れを正し、根本的な治療につなげます。
寝違えを繰り返す場合には、身体全体の機能が低下しているサインですから、体質改善をするために、当院が全力であなたをサポートさせていただきます。