半月板損傷
- 膝が上手く曲げ伸ばしできない
- 階段の上り下りで膝が痛む
- 急に足に力が入らなくなる
- 膝が固まって動きが悪い
- 膝の腫れが治らない
半月板損傷はなぜ起きるのか?|新検見川南花園鍼灸整骨院
膝の内側と外側両方に板状の組織があり、これを半月板と呼んでいます。
半月板は、膝を安定させ、膝の動作時の衝撃を吸収する役割を担っています。
この半月板がひび割れたり、欠けたりした状態が半月板損傷です。
体重がかかった状態で膝をひねったり、急に立ち止まったり切り返したりして、膝に過剰な負荷を与えてしまうと、半月板損傷を引き起こします。
当院に半月板損傷で来院される方は、主にスポーツ時に症状が出た方が多いですが、高齢者の場合は加齢による組織の変性がありますから、日常の動作で発症してしまうこともあります。
半月板損傷は、前十字靭帯や内側側副靭帯の断裂と同時に起こることがあります。
とくにスポーツ時には、靱帯の断裂と半月板の損傷が両方みられることが多いです。
半月板損傷になると、関節に水がたまって膝が腫れ、膝を深く曲げると痛みが出ます。
欠けた半月板が関節に引っ掛かって、痛くて動かせなくなる「ロッキング」という症状が出るケースもあります。
半月板の痛みが治らない・悪化する理由は?|新検見川南花園鍼灸整骨院
半月板損傷と聞くと、手術をしないと治らないイメージがある人もいらっしゃるかも知れませんね。
しかし、半月板損傷を起こした人全員に手術の必要があるわけではありません。
損傷の程度が問題で、それによって治療法も異なります。
半月板は、身体のほかの組織とおなじように、血液から酸素や栄養分をもらっています。
半月板の外縁は血管に触れているので、自然に治癒することが期待でき、手術をせずに保存治療でも大丈夫なことがあります。
しかし、半月板の内縁は血液量が少ないので、栄養分の吸収が上手く行きにくいのです。
ですから、内縁が損傷している場合には、手術する可能性が高くなります。
膝が痛んで急に動かなくなる「ロッキング」の状態になっているときも、重度なので手術適応の場合が多いです。
半月板損傷では、発症後の経過の予測が立てにくいため、軽傷で手術をしなかった場合でも、痛みや動かしにくさを後々まで感じてしまうことがあります。
いったんは保存治療をしても、日常生活で困難を抱える場合には、やはり手術をすることもあるのです。
半月板損傷の対処法・セルフケア|新検見川南花園鍼灸整骨院
半月板損傷の対処法
・安静にする
半月板損傷を起こすと腫れることがあります。そのほかにも関節に水が溜まることがあります。両方とも動かすことで痛みを感じます。炎症反応が起きている状態なのでランニングやジャンプ動作、膝に体重負荷がかかる動作を控え安静にしておきましょう。
・アイシングする
炎症反応が出ることで腫れや熱感、痛みを感じるようになりますがどれも炎症反応によるものです。アイシングを行い、炎症反応を軽減させることで患部の状態を落ち着かせましょう。
・固定する
固定を施すことで安静にしやすくするのと、圧迫力が加わり水を溜めて腫れてしまうのを軽減できます。固定がされているからといって怪我をした足に荷重しないように気をつけましょう。
半月板損傷のセルフケア
・トレーニングをする
大腿部の内側広筋や臀部・股関節の筋肉を鍛えることでストップ動作や切り返し動作時に膝関節を捻ってしまう動きを防ぐことができます。また半月板損傷後に内側広筋がうまく使えないと関節にダメージがかかりやすくなるので損傷後は特に鍛えるようにしましょう。
・ストレッチをする
ストレッチは股関節の動きを良くするために行います。動きが悪いと膝の動きに影響が出るため股関節周囲は十分にストレッチをしておきましょう
・体重を適正にする
体重が重いことや体重に対して筋肉量が足りない場合は膝の怪我を悪化させるリスクとなります。筋肉量を上げるか、体重を減らすことで膝へのリスクを最小限にしましょう。
当院の半月板損傷の施術方法|新検見川南花園鍼灸整骨院
患部が腫れて熱感があり痛みが出ている場合、このような急性症状が治まってから施術をスタートします。
それまでは膝をなるべく動かさずに安静にしています。
施術の順番としては、まず、損傷直後の痛みによってこわばった膝周囲の筋肉をほぐしたり、硬直した周辺の軟部組織を柔らかくしたりして可動域を広げます。
具体的には、鍼や電気治療、手技を組み合わせて患部にアプローチします。
そして、安静にしたり固定したりしたことで低下した筋力を鍛えるためのトレーニングをしていきます。
半月板は膝への衝撃をやわらげる役目をしていますが、この半月板になるべく負担をかけないように、膝周辺の筋力アップが大切になってくるのです。
身体が本来持っている筋力と関節の可動域を獲得した後は、半月板損傷を繰り返さないように、怪我をしにくい身体作りを目指します。
新検見川南花園鍼灸整骨院では、患者さんひとりひとりの身体の使い方のクセを検査し、特定の部位に負担がかかりにくい動作を習得するトレーニングをすることも可能です。
スポーツや加齢による膝の痛みでお悩みの方は、一度当院にご相談にいらっしゃいませんか?