肩こりについて まとめ
- 肩、首、背中などに強いコリや張りがある
- 首や肩に痛みやだるさを感じる
- 日々のデスクワークで首や肩に負担が溜まる
- 頭痛が疲れにより持続化している
- 腕や手、指にしびれや違和感、痛みが出てきた
肩こりとは?
肩や首にかけて張りや凝り、痛みを感じることを言います。また、肩こりがひどい方は頭痛や吐き気、神経症状による痛みやしびれ・違和感などを伴うこともあります。
肩こりを経験したことのある方は非常に多く、厚生労働省の国民生活基礎調査で病気や怪我等の自覚症状について男女別で調べたところ男性は2位、女性では1位となっています。
ただし、筋肉が硬くなっていても無症状で気がついていない方も中にはいます。
肩周りの筋肉が硬くなったままでいると、いつの間にか腕が上がらなくなるような五十肩・四十肩になってしまうこともあるので注意が必要です。
肩こりの治療は症状が軽い方から強い方まで治療を受ける事ができます。
肩の痛みやしびれ、動かす事ができないなど、急な症状が発生した場合にはお早めに千葉市花見川区にある新検見川南花園鍼灸整骨院へご相談ください!
当院は厚生労働省認定の整骨院のため、肩こりが原因で寝違えてしまい首を痛めてしまった際などのお怪我の治療で健康保険を使い保険診療を行う事ができます。
千葉市花見川区にある新検見川南花園鍼灸整骨院には、新検見川駅・花見川区エリアのみならず幕張・幕張本郷・稲毛・美浜区(海浜幕張・稲毛海岸・検見川浜)などからも肩こりでお悩みの患者様が数多くご相談・ご来院されております。
長年つらい肩コリで悩んでいる方、整骨院や整体院でマッサージや電気治療を受けても変わらないという方、慢性的な筋緊張性頭痛・片頭痛で悩んでいる方はお気軽にご連絡ください!
肩こりのひどくなる原因
肩こりの酷くなる原因は大きく二つで、姿勢によるものと筋力によるものがあります。
普段からの姿勢が悪く、猫背、巻き肩、ストレートネック、スマホ首などに当てはまる場合や運動不足などによる筋力低下を感じている人は要注意です。
また、このほかにも自律神経や精神的ストレスなどが関与することで肩こりをひどくしていきます。
原因1:姿勢の悪さ
姿勢が悪いと肩や首にかかる負担が強くなります。
人間の頭は体重の10分の1程(5kg)の重さがあります。
重量のある頭部を支えるために、肩や首周辺の筋肉が絶妙に働いてバランスを取っているのですが、姿勢が悪くなると、肩や首に局所的な負荷がかかってしまい、“こり”を悪化する原因となってしまいます。
肩こりの原因になる悪い姿勢の特徴
猫のように背中が丸くなる姿勢のことです。
背中が丸くなることで首から頭が前に出て負荷がかかります。肩から首にかけて辛い状態になりやすく、頭の付け根も辛く感じることもあります。
肩甲骨ごと肩が前に出ている姿勢のことです。
肩から胸の前側にある筋肉は縮んだ状態になり、両方の肩甲骨の間の筋肉に負荷がかかります。両方の肩甲骨の間が辛くなりやすく、わきの後ろ側が辛くなることもあります。
首の頚椎部分の湾曲がなくなり、まっすぐになってしまった体勢のことです。
頚椎は本来緩やかなカーブを描くように並んでいますが、頭が前に出ている姿勢をとることによってストレートネックになってしまいます。
つらい部分としては猫背と同様に肩から首にかけて、頭の付け根、首の付け根などがつらくなります。
スマホやパソコンの使用時に首から頭が前に出てしまう姿勢のことです。
首の前側にある胸鎖乳突筋が硬く縮むことにより負荷がかかるようになります。
つらくなる部分は肩から首にかけて、耳の後ろあたりなどがつらくなります。
スマホ首はストレートネックの予備軍になるので要注意です。
原因2:筋力低下
筋力は筋肉の発揮できる力のことを言います。
筋力が低下すると、正しい姿勢を維持することができなくなり肩こりをひどく感じやすくさせます。
筋力が低下すると軽い負荷にも耐える事ができなくなり肩こりを引き起こすこともあります。
肩こりの原因となる筋肉
肩に関係する筋肉の中で最も大きく、首から肩甲骨を覆い胸の位置まで繋がっている筋肉です。僧帽筋は上部・中部・下部と分けられ役割が異なっています。
僧帽筋上部は肩甲骨を引き上げて肩をすくめるように働き、硬くなると肩こりの原因になります。
僧帽筋中部は肩甲骨を脊柱に近づけて胸を張り、猫背の改善に関係します。
僧帽筋下部は肩甲骨を下に動かし、肩をリラックスさせます。
肩こりでは特に僧帽筋上部がつらくなる人が多いです。僧帽筋中部・下部は筋力が低下すると猫背や巻き肩を引き起こします。
首から肩甲骨に繋がっている筋肉で、肩甲骨を上内方に引き上げる働きがあります。
筋力が低下すると首の付け根などがつらくなりやすく、寝違えの原因にもなる筋肉です。
頚(頸椎)や背中(胸椎)の脊柱から肩甲骨に繋がっていて、肩甲骨を肩甲挙筋と同様に上内方に引き上げる働きがあります。
筋力が低下を起こすと肩甲骨の間に肩こりを感じる様になります。巻き肩のように姿勢が悪くなりやすくなります。
肩甲骨の上部から腕にかけて繋がっていて、他の筋肉と協力し腕を横に上げる働きがあります。
筋力の低下を起こすと僧帽筋の奥の方に肩こりを感じやすくなるほかに、四十肩・五十肩などになりやすくなります。
頚椎から頭の横に繋がる頭板状筋と胸椎から頚椎の横突起につながる頸板状筋と2種類あります。
首を反る動きや頭を横にたおす、首を捻る様な働きをする筋肉です。
筋力低下を起こすと首がつらくなりやすく、寝違えを引き起こしやすくします。
頭の付け根から背中(肩甲骨ぐらいの高さ)にかけて繋がっており、頭を後ろに倒した時や胸を張る時などに働く筋肉です。
筋力低下により頭の付け根から首がつらくなり、天井を見る動作などでも辛さを感じます。
肩こりが原因で起こる症状
姿勢の悪さで負荷をかけ、筋力低下により筋肉が耐えきれなくて硬直化します。
硬直化により柔軟性がなくなりコリや張りを感じさせさらに負荷が溜まることにより痛みを引き起こします。
そのほかにも重さや掴まれている感じ、鉄板が入っている感覚などを感じる事があります。
首肩こりが悪化してくると血流が悪くなり頭痛を引き起こします。
緊張性頭痛や片頭痛との混合性の頭痛は肩こりがひどくなればなるほど頭痛が酷くなりやすいです。
肩こりが悪化してくると、脳への血流障害や自律神経が乱れてしまうことにより目眩(めまい)や吐き気を引き起こします。
首の筋肉の硬直化により、脳への血流量が弱まり脳疲労(自律神経障害)を起こし集中力低下を引き起こします。
脳疲労はスマホやパソコンの長時間の使用でも引き起こされますが、脳への血流量が弱まると更に現れやすくなります。
首の筋肉が緊張し自律神経の働きが乱れ始めると、目のピントを合わせる機能が低下し目の疲労感を引き起こします。
また、眼球への栄養も不足します。ケアをせずにいるとより目の調子が悪くなるので要注意です。
肩こりによる筋肉の硬直以外に、ストレスや疲労の蓄積、十分な栄養補給ができていない可能性があると倦怠感を感じるようになります。
そのまま放置することで慢性的に疲労を感じてしまう様になるので要注意です。
肩甲骨周囲や首の筋肉が硬直してくると神経の通り道を狭め神経を圧迫します。
神経の圧迫により、腕や手の痺れ、神経痛などを引き起こします。
放置してしまうと筋力低下や感覚麻痺、腕や手を動かしづらくなることがあります。
肩こりにより筋肉が硬直化すると肩甲骨の動きが低下していきます。
放置し続けることで肩甲骨の動きがなくなり手が上がらない、肩の痛みにより動かせないなどの四十肩や五十肩の症状を引き起こします。
肩こり治療で評判の整骨院が肩こり改善のセルフケア方法をご紹介!
肩こり改善のストレッチ
大胸筋ストレッチ①
大胸筋ストレッチ②
僧帽筋(上部)・肩甲挙筋ストレッチ
胸鎖乳突筋・斜角筋ストレッチ
後頭下筋群ストレッチ
肩こり改善トレーニング
自宅で簡単にできる肩こり改善トレーニングの動画を作成しました!ご覧になりながらお家でお試しください。
肩こりに効果のあるツボ
効果
肩を上げる筋肉に働き、肩から背中にかけてのこりに効果があります。
肩こり、首こり、頭痛、歯の痛み、四十肩、五十肩、神経疾患にも効果的です。
押し方
首の付け根(一番出っ張りやすいところ)から肩先の骨を結んだ中間あたりを中指を中心とした3本指で皮膚に垂直になるように押します。
効果
首の後ろや付け根の筋肉に効果があります。
首こり、肩こり、寝違えにも効果的です。
押し方
うつむいた際に一番出っ張る背骨から指3本分外側を押します。
効果
肩こりやストレス、風邪のひきはじめ、頭痛、鼻血、鼻水、歯痛、視力低下など幅広い症状へ効果が期待でき『万能のツボ』と呼ばれています。
押し方
手の甲側を上に向け、親指と人差し指の骨の付け根から人差し指の縁を押していき、痛みを感じる部分を押します。
効果
肩こり、目の疲れ、寝違え、ストレスなどに効果があります。
押し方
小指の付け根の関節から下になぞっていくと感情線のあたりに骨の窪みがあるのでその部分を押します。
効果
肩こり、頭痛、眼精疲労、めまいなどに効果があり、血圧の安定、慢性鼻炎、鼻閉など方にも効果があります。
押し方
後頭骨の際に左右1本ずつの太い筋肉があり、その筋肉と後頭骨の際を押します。
効果
肩こり、頭痛、眼精疲労、背中の痛み、血行促進、耳鳴りなどに効果があります。
押し方
後頭骨の際にある左右一本ずつ太い筋肉の外側のくぼみを押します。
それぞれ自分に合ったツボに対して、イタ気持ちいい程度の強さで推すようにしましょう!
軽い力でも痛みしかない場合はお身体の状態があまり良くない可能性がありますのでお早めに当院へご相談ください!
肩こりに関するQ&A
肩周りの筋力の強さにより異なります。
そのため女性の方が肩こりでお悩みの方が多くなっています。普段から運動などをして肩の筋力アップを心がけましょう。
あります!以下の1つでも当てはまれば重症の肩こりだと判断できますのでチェックしてみましょう。
頭痛・吐き気・眼精疲労・腕のしびれなどを伴う肩こりがある。
自分で揉んでも良くならない。もみ返しがある。
凝っているというより痛い感覚がある。
読書、パソコンを30分以上できない。
肩を動かすとゴリゴリと音がする。
脊柱管狭窄症や化膿性脊椎炎などが挙げられます。
脊柱管狭窄症では肩こりだけでなく、手にうまく力が入らない、シャツのボタンがかけづらいなどの症状も伴います。
化膿性脊椎炎では微熱が続いていたり、血液検査で炎症の数値が高くなっている事があります。
実際に診察を行わないと判断しかねますので、心配の場合は病院などの受診をするようにしましょう!
女性は更年期になると様々な症状が現れますが、肩こりも更年期により現れる事があります。
更年期に入り女性ホルモンが減少すると自律神経が乱れやすくなり、不調を感じやすくさせます。
その上、女性は筋力が男性と比べ弱いため、家事などでの疲労や環境の変化などで肩こりを感じてしまうのです。
なで肩の方は首から肩までの距離が長くなるため、筋肉自体も普通の方と比べ長くなり疲れやすくなります。
なで肩により鎖骨と肋骨の隙間が狭くなり、その間を通る神経や血管を圧迫しやすくするので肩こりだけでなく痺れや重だるさ、冷えを感じるなどの症状を引き起こす胸郭出口症候群になることがあります。