頸椎椎間板ヘルニア
- 痛みで首を動かせない
- 方から腕、手にかけて痛みや痺れがある
- 最近手に力が入らず、握力が弱くなってきた
- 電卓やタイピングなど、細かい手の動きができなくなった
- 歩行をするとなんとなく違和感がある
頸椎ヘルニアの症状はなぜ起きるのか?|千葉市花見川区の新検見川南花園鍼灸整骨院
頸椎とは、背骨の中の、首周辺の部位のことを示します。頸椎には、頸髄と呼ばれる神経の束が通っており。脳から手や肩に、運動や知覚といった情報を伝達する役割を持っています。
頸椎を構成する椎骨と椎骨の間には、緩衝材となる”椎間板”が挟まっています。そして、その中にはゼリー状の髄核が封入されています。
さて、このクッションのような椎間板ですが、常に負荷がかかった状態なので、加齢によって変形してしあったり、組織や細胞の機能低下、激しい首の動作、姿勢の悪さなどが原因となり、椎間板の中にある髄核が飛び出し、頸髄を圧迫してしまうことがあります。そうなると、頸椎ヘルニアを発症するに至る、というわけです。
椎間板が飛び出した部位の神経の種類によって痛みや、痺れる場所に違いが出てきます。症状が身体の片方に出るか、両方に出るかといった違いも、圧迫される神経の種類によって違います。
運動に関連する神経の働きが阻害されると、肩や腕の筋力が低下したり、握力が低下し、細かい作業をするのが難しくなってしまいます。
知覚に関連する神経の働きが阻害されると、首〜手指にかけて痺れが発生したり、皮膚の感覚に違和感があらわれます。
頸椎ヘルニアの症状が重症化すると、頭痛や、下半身にも先述したような神経症状があらわれてしまいます。
上肢のしびれを引き起こす「胸郭出口症候群」については、こちらをご覧ください。
頸椎ヘルニアの痛みが治らない・悪化する理由は?|千葉市花見川区の新検見川南花園鍼灸整骨院
頸椎ヘルニアを治療するには、手術療法と、保存的療法の二つが考えられます。
手術療法は、椎間板から飛び出して、神経を圧迫しているヘルニアを摘出して症状の改善を図ります。おおむね、この方法で腕や肩に痺れがある方であれば約90%の確率で、改善が見られます。
保存療法は、頸椎を牽引したり、頸部をカラー固定することになります。
しかし、頸部カラー固定は、長期間固定することになるため、首まわりの筋肉が緊張状態となり、むしろ症状を悪化させたり首に痛みが残ってしまう可能性があります。
その他、医療機関では鎮痛剤を処方されたり、ブロック注射を用いた治療を施されることもあるでしょう。
こういった治療によって、症状が改善することもありますが、頸髄ヘルニアが発生した根源である”姿勢の悪さ”を改善しないかぎり、椎間板への負荷がかかり続けるので症状が再発する可能性があります。
頸椎椎間板ヘルニアの対処法・予防法|千葉市花見川区の新検見川南花園鍼灸整骨院
・頚椎カラーをつける
頚椎カラーとは首用のコルセットであり頸部の緊張を抑制し、固定するものです。
頚椎ヘルニアのなり始めなどの炎症が強いときに用いられます。
・安静を保つ
安静を保つことで筋緊張が強くならないようにします。
動かすことで筋緊張が強まりますが、長時間の悪い姿勢などでも筋緊張が出てしまうので姿勢はいい状態でいましょう。
また、寝る際は横向きだと枕の高さが足らないと頸部に負担がかかるので注意が必要です。
・鎮痛剤を使う
あまりに痛みがひどい状態や違和感で睡眠が取れない時は鎮痛剤を使用しましょう。
痛みを我慢しすぎると返ってストレスになってしまうので無理をせず鎮痛剤を服用しましょう。
頚椎椎間板ヘルニアのセルフケア|花見川区の新検見川南花園鍼灸整骨院
・良い姿勢を保つ
ストレートネックや猫背の状態で生活していると不意に動かした際に頚椎や椎間板に負担がかかり痛めてしまうので、顎を引き、胸を張ることで姿勢を整えましょう。
姿勢を整えようとした際に痛みや窮屈さを感じる場合は筋緊張が出ているため施術などを受けほぐしていきましょう。
・温める
冷やすと血流が悪くなり疲労や筋緊張が強まります。
そのような時は頸部の動きを悪くしてしまう原因となりますので不意に動かした際に頚椎椎間板ヘルニアになる可能性があります。
頸部をしっかりと温め疲労や筋緊張が軽減できるように血流を良くしてあげましょう。
・ストレッチをする
ストレッチをすることで頸部の動きが悪くなるのを防ぎます。また筋緊張を軽減し血流を良くする効果もあります。
緊張が強い時はストレッチをすると痛く感じることがありますが、我慢できる範囲でストレッチをかけてあげてください。
ストレッチをして何も感じない場合はうまくできていないか、ストレッチをする強さが弱い可能性があります。
この状態だと効果がなく無駄に行っているだけになりますので注意しましょう。
・マッサージをする
疲労や筋緊張が強いと筋肉が固まっていきます。
固まりきってしまう前にマッサージをすることで疲労や筋緊張を取り除き動きをぎこちなくさせてしまうのを防ぎましょう。
完全に固まってしまうと頚椎椎間板ヘルニアだけでなく神経痛や五十肩などを引き起こす原因にもなりますのでご注意ください。
当院の頸椎ヘルニア症状の施術方法とは?|千葉市花見川区の新検見川南花園鍼灸整骨院
稲毛や幕張からも近い千葉市花見川区にある新検見川南花園鍼灸整骨院では、頸椎ヘルニアの治療に際し、まずはヒアリングによって頸髄ヘルニアが発生した仕事や生活の様子などといった背景をお聞きします。そして、触診により、患部だけでなく身体全体をトータルでチェックして、症状の原因を探り当てます。
そして、患者様に適した施術方法で、治療を開始します。マッサージ、電気療法、鍼灸治療など様々な施術を組み合わせて、首周りと身体全体の歪みにアプローチをかけて根本治療に導いていきます。
続いて、再発を予防することも重要です。ストレッチによって筋肉の柔軟性を取り戻し、トレーニングで筋力を向上させ、再発しにくい身体づくりをしていきます。
幕張・幕張本郷・稲毛・稲毛海岸・検見川浜などからも多くの頸椎ヘルニア患者様が通院している千葉市花見川区にある新検見川南花園鍼灸整骨院では、パーソナルトレーニングを指導させていただいております。また、患者様が自宅で簡単に実践できるセルフケアの方法もお伝えいたします。
痛みの原因をしっかり突き止め、患者様一人一人に合った施術プランをオーダーメイドで提案いたします!首の痛みでお悩みの方は、ぜひ一度当院にてご相談ください。