超音波治療とは、非常に細かい振動を患部に照射する事で効果を発揮するものです。

電気治療と違い刺激を感じず受けることが出来ます。

超音波治療の効果としては大きく二種類あります。

（１）患部の筋肉に対しての温熱効果、ミクロマッサージ効果

・超音波を身体に照射すると温熱作用が発生します。温熱作用は超音波が照射されている深部や浅部の筋肉まで到達することが可能です。

ホットパックや赤外線などの体表に対しての伝導加温では深部の筋肉までは到達することが出来ません。また振動による温熱のため手術後に体内金属が入っている部位に対してもリハビリとして超音波治療を行うことが可能になります。

・超音波の高速度の振動（1MHzによる1秒間に100万回の振動、3MHzによる300万回の振動）によるミクロマッサージにより筋肉（深部と浅部）を弛緩させることが可能です。

（２）筋肉・腱・靱帯・骨の治癒促進

・筋肉・腱・靭帯などの軟部組織や骨に振動などの器械的な刺激を与えると身体が反応して骨形成や修復を促進してくれます。

• 温熱効果・ミクロマッサージ効果による超音波治療に効果のある疾患

• 肩こり・四十肩・五十肩（拘縮期）・慢性腰痛・テニス肘やランナー膝（腸脛靭帯炎）などの原因筋に対してのアプローチなど

• 損傷組織・炎症組織の治癒促進（抗炎症）に効果のある疾患

• 肩関節周囲炎・寝違え・テニス肘や野球肘、ランナー膝（腸脛靭帯炎）などの患部・肉離れ・ぎっくり腰・突き指・バネ指・靭帯損傷・腱鞘炎・骨折・捻挫・打撲など

急な怪我へ抗炎症（治癒促進）やスポーツ障害などの蓄積されたダメージに対しても効果的になります！